四万十甘栗:由来 |
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四万十甘栗は「傍士甘栗」と「七立くり」の自然交配種で、偶然できた奇跡の栗です。「七立くり」は高知県幡多郡大方町馬荷では大師ぐりと呼ばれ、弘法大師が四国遍路の途中道に迷い、炭焼夫婦に助けられお礼としてきれいな『湧き水』と『七立くり』を残したと伝えられている栗です。 竹田功先生が、その「七立くり」の優れた特長を生かし交配・新品種育成したのが「四万十甘栗」です。そして息子さんの竹田順一氏が、商標登録・品種管理を目的とした(有)アルファ高知を設立し、現在に至っています。 |
■七立くりとの出会い | |
竹田功先生が『七立くり』に出会ったのは、高知県中村市の幡多農業高校で「果樹の実の付き方」について 授業していたところ、生徒に「ひとつの枝にたくさん実がなって、年に7回収穫できる栗がある」と言われ発見したのが、弘法大師由来の幻の栗『七立くり』です。 「七立くり」は世界でも貴重な遺伝資源として、国立遺伝子保存センターに永久保存されています。 |
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■七立くりの特徴 | |
(1) | 実生・接木ともに、1~2年目から結果。しかも枝に6~7個、多いものは25個ぐらい連続着果する。 |
(2) | 開花期が長く、6月上旬から9月中旬まで開花する。 |
(3) | 9月中旬~11月中旬まで枝の茎部の実から上部へと成熟し年5~7回収穫できる。 |
(4) | 隔年結果ではなく、毎年着果 |
(5) | クリタマバチ抵抗性が強い。 |
(6) | 渋皮の剥皮が容易。 |
(7) | 矮性で20年以上の成木でも樹高3.5m以下。 |
(8) | 果肉の色は淡黄色で、果質は粉質、甘味多く、おいしい。 |
■誕生・四万十甘栗 | |
竹田功先生は七立くりの優れた特性を生かして「大きく甘い栗をつくりたい」と様々な栗との交配・新品種育成に努力していたところ、 平成11年9月「傍士甘栗」との交配種の800粒の種から1本だけ突然変異により有望品種が現れました。 それが「四万十甘栗」です。 四万十川が流れる高知県幡多郡の山中に自生していた「七立くり」から誕生したことから、 竹田功先生の妻の静子さんが「四万十甘栗」と命名し商標登録、今日に至ります。 商標登録番号:第4556927 第4556928 |
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アグリベース四万十は「四万十甘栗」商用使用権、「四万十甘栗」商品専属売買契約会社です。